ISO
ISOとは?
ISOはスイスのジュネーブに本拠地を置く国際標準化機構(International Organization for Standardization)の略称で
電気分野を除く工業分野の国際的な標準である国際規格(ISO規格)を策定するための非政府組織です。
マネジメントシステムとは
マネジメントシステムとは、企業や公共機関(ISOでは「組織」と呼びます)の方針や目標を決め、その目標を達成するための仕組みのことです。
ISOでは、マネジメントシステムの標準化も行なっており、目的別に、品質(ISO9001)、環境(ISO14001)、食品安全(ISO22000)、情報セキュリティ(ISO27001)などの規格が発行されています。
マネジメントシステム認証とは
組織の業務をすすめるための仕組みが、ISO規格に適合していることを公平な立場の第三者によって証明されたことを表しています。
マネジメントシステム認証の仕組み
ISOマネジメントシステムの認証は、このような仕組みを取ることでISO認証に対する信頼性を高め国際的に共通な基準での認証が行えるようになっています。
IAF
国際認定フォーラム

加盟

認定機関
(JAS-ANZ,JAB等)

認定

審査機関

認定

審査機関から
認証を受けた組織
国際認定フォーラム
国際間の認証業務をスム-ズに行うための国際的な認定協会
認定機関
審査期間が正しい審査を行っていることを審査する認定機関と呼ばれる組織が存在します。 認定機関は、基本的に1ヶ国に1つあり、オーストラリアではJAS-ANZ(ジャス・アンジ-), 日本ではJABが認定機関にあたります。
審査機関
ISOを運用している企業の審査を行い、ISOの規格に沿ったマネジメントシステムが 運用されていることを審査します。 認証機関、適合性評価機関、審査登録機関とも呼ばれます。
相互承認協定とは
相互認証協定とは、協定に加盟している認定機関が認めた認証は、すべての加盟機関で同じ効力として認め合う制度の事です。
オーストラリアのグローバル・コンプライアンス・サーティフィケーションは、オーストラリア・ニュージーランドの認定機関JAS-ANZ(ジャス・アンジー)から認定を受けています。
JAS-ANZは、IAF(国際認定フォーラム)に加盟していますので、他の国の認定機関の認証と同等の効果が認められています。
ISO 9001(品質マネジメントシステム)
ISO 9001とは?
ISO 9001は、お客様に法令・規制要求事項を満たしたより良い商品やサービスを提供することで、『顧客満足の向上』を目指す仕組み(システム)です。
また、より良い製品やサービスを提供するために、結果までのプロセス(過程)を監視し、『改善していく仕組み』を社内に根付かせていくことで『継続的に改善』をし、『顧客満足の向上』につなげる事ができます。
『顧客満足の向上』を目指す仕組み(システム)ですので、製造業、建設業、サービス業、運輸業などあらゆる業種が対象になります。プライベート認証に比べて認定機関の認証の方がイメージアップ効果は高くなります。
ISO 9001取得のメリットとは?
社外的には、顧客満足の向上や企業イメージ・社会的信頼性の向上が見込めます。これにより、新たな市場開拓や市場の占有率のアップを見込めます。
社内的には、業務の標準化や効率化、ミスの再発防止によるコスト削減や業績の向上が見込めます。また、経営者の理念や方針の浸透、社員の意識向上やコミュニケーションの活性化など、これらの継続的な改善により組織が強化されます。
品質方針
当社は、ISO 9001規格で求められる要求事項に基づく品質マネジメントシステムの順守、顧客第一に徹し、お客様に満足して頂ける梱包を提供する。
また、すべての社員は、品質方針に従った誠実な行動で不適合の防止を第一の目的とし、継続的改善を提供する。
経営者のコミット
当社は、品質方針を達成するために、品質マネジメントシステムの構築及び実施並びにその有効性を継続的に改善し、以下の事項を行う決意を表明する。
(1)法令・規制要求事項、JIS規格等を順守することは当然のこととして、顧客要求事項を満たすことがいかに重要であるかの認識を社内全員に高めます。

(2)品質方針を定め、この方針に基づく品質目標の具体的枠組みとして、次の項目を推進します。 1. お客様の多様なニーズにお応えし、顧客満足度の向上を目指す 2. 顧客クレーム、業務上の不適合の低減
(3)品質マネジメントシステムの適切性、妥当性、有効性をマネジメントレビューにより評価し、継続的改善を図ります。

(4)品質マネジメントシステムの運営に必要な経営資源の確保と提供を行います。
2018年8月7日
株式会社カンザキ
代表取締役 神崎 誠
ISO 14001(環境マネジメントシステム)
ISO 14001とは?
ISO 14001は、企業活動、製品・サービス等について、環境に及ぼす影響を明確に管理することで、継続的に低減や防止を行い、環境への貢献を目指し、結果としてコスト削減にもつながる仕組みです。
ISO 14001取得のメリットとは?
社外的には、継続的な改善により、企業のイメージアップや社会的信頼性の向上が見込めます。取引条件に環境志向を求める顧客との取引を円滑にします。
社内的には、環境関連の省エネルギ-・省資源によるコスト削減が見込めます。また、経営者の理念や方針の浸透、法令順守の推進、緊急事態に対する準備体制の整備などの継続的な改善により組織が強化されます。
環境方針
当社は、「海外輸出・国内向け梱包」を行う企業の責務として、環境に与える影響に配慮し、次の取組みを積極的に進め、汚染の予防と環境マネジメントシステムの断続的改善に努めます。
(1)持続可能な資源の使用 ・梱包材料の削減と有効活用、再利用を推進します。
(2)エネルギー効率の向上 ・エネルギー消費を最小限に抑えるための効率的な作業方法に努めます。 ・再生可能エネルギーの使用を促進します。
(3)廃棄物の削減 ・梱包プロセスで発生する廃棄物を最小限に抑えます。 ・廃棄物のリサイクルと適切な処置を行います。
(4)環境教育と意識向上 ・社員に対して環境保護の重要性を教育し、周知します。 ・環境に配慮した行動を奨励します。
(5)法令遵守 ・環境管理に関する法令や規則を遵守し、適切な対応を行います。 ・法令の変化に応じて当方針や環境マネジメントシステムを見直します。
ISO 45001(労働安全衛生マネジメントシステム)
ISO 45001とは?
ISO 45001は、OHSAS18001に替わる労働安全衛生を管理するための規格として開発されました。
組織の労働安全衛生方針を明確にし、従業員や利害関係者を取り巻く労働安全衛生に関わる問題が起こる前に『こんな事故が発生しそうだ(リスク=危険源)』という可能性を予測し、自主的・能動的に対策をとり、このことが引き起こす経営への影響を最小限に抑えるための仕組みを構築するための規格です。
ISO 45001取得のメリットとは?
社外的には、自主的に労働安全衛生に取り組む姿勢を示すことができるだけではなく、労働災害リスクを低減し、継続的な改善をすることにより社会からの信頼獲得、組織の価値向上を実現できます。また、事業所周辺地域や利害関係者に対して、安心感をアピールできます。
社内的には、事業所の安全確保により、従業員のモチベーションアップができます。また、労働安全衛生への理念、方針の浸透、法令順守の推進、緊急事態に対する準備体制の整備などの継続的な改善により組織が強化されます。
労働安全衛生方針
当社は、職場で働く一人ひとりが安心して健康でそして安全に働ける職場環境づくりに積極的に取り組み、「常に安全がすべてに優先する」を労働安全衛生方針の基本理念として、次の取組みを推進します。
(1)安全な作業環境の確保 ・作業場の安全性を確保し、事故や怪我を防ぐための対策を講じます。 ・定期的な安全点検とリスク評価を実施します。
(2)健康管理の推進 ・社員の健康を維持するための健康診断やメンタルヘルスサポートを提供します。 ・健康的なライフスタイルを促進するためのプログラムを実施します。
(3)教育と訓練 ・安全衛生に関する教育と訓練を定期的に実施し、社員の意識を高めます。 ・新入社員や異動者に対しても適切な訓練を行います。
(4)法令遵守 ・労働安全衛生に関する法令や規制を遵守し、適切な対応を行います。 ・法令の変化に応じて当方針や労働安全衛生マネジメントシステムを見直します。